カレーは、二つの味を楽しめるようになっていました |
先週末の金曜日(7月21日)、規格外野菜を使った「サルベージカレーパーティー」に参加してきました。
場所は、先般ご紹介した浅草のゲストハウス「Little Japan」(ここ、面白いイベントをちょくちょくやっているようです)。
サルベージ・パーティ®とは?
日本では、年間2800万トンの食品が廃棄されているそうですが、うち、まだ食べられるに捨てられているのは640万トン。そのうち約半分が、家庭から出ているということです。実際、消費期限が切れるまでついつい冷蔵庫の中で眠らせてしまい、食品を駄目にしてしまうことは、よくあるのではないでしょうか。
(僕も身に覚えがあります。最近は、お金を節約していることもあり、ムダな食材を買わず、買った食材は最大限生かす努力をしているところです笑)
こうした、いわゆる「フードロス」の問題への意識を高めるために、始まった活動の一つが、「サルベージ・パーティ®」。
これは、家で持て余している食材を皆で持ち寄って、料理をつくり、パーティーをすることで、皆で楽しみながら、食べ物にまつわる問題への意識も高めようというものです。
2016年には、日本でも「一般社団法人フードサルベージ」という団体が立ち上げられ、この活動の普及を進めているということです。
今回は、この活動に関わっている都内の学生の方々が企画してくれたのですが、通常の食材と異なり、使用したのは、「規格外野菜」。
規格外野菜とは?
今回使用した、規格外野菜の一部 |
僕たちがスーパーで普段見掛ける野菜は、大きさや形がきれいなものが多く、野菜を育てている現場を知らないと、「こういうものなのかな」と思ってしまいます。
ですが、野菜も生き物。
人間に色んな体格や容姿の人がいるように、自然に育てていると、形はバラバラになります。
スーパーで売られているようににきれいに育てるのは、実際は大変なことです。
少し虫に食われたり、形が変になったり、大きすぎ・小さすぎてしまうことから、スーパーに拒絶され、流通ルートに乗せられず、捨てられている野菜も沢山あります。
僕も、ときどき農家さんで農業体験などをさせて頂いた際、そういった野菜を多く見かけました。
今回、主宰者の方々はこれを使って、スパイシーなカレーをつくってくれました。
今回は、所沢の農家さんからもらってきた野菜、ということです。
新鮮なものを使っているためか、なんだか、野菜がエネルギーにあふれていて、食べ応えがありました。
企業とも連携
最近は、民泊大手のAIR bnbと連携して、外国人観光客なども巻き込んだサルベージ・パーティ®もやり始めているいうこと。最近、地方創生の動きなども含め、都市部の人と農家の人の交流が今まで以上に活発化しているのを感じます。
途上国・先進国を含め、食べ物が十分に手に入れられない人は多くいます(日本でも、貧困家庭のための「子ども食堂」といった活動がある)。
また、農作物をつくるのは、農家さんの労力も大変かかる上、農地にも負担になります。
こうした中、今回のようなフードロスをなくす動きが、多角的に増えていくといいですね。
規格外野菜をご提供頂いた農家さんへは、お礼に鶴を折りました。皆でわいわいやりながら楽しめるので、イベント企画としても、なかなか粋ですね |
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