最近、仕事で忙しくて、何も書けていなかったのですが、リハビリを兼ねて、少し旅行記を書きました。
2020年3月20日、香川県の屋島に日帰りで行ってきました。
屋島は、源平合戦の舞台として、弓の名手・那須与一が長距離の扇の的を射抜くという超人芸をやってのけた場所として有名な場所。
今は、絶景のほか、四国八十八箇所霊場の1つ、屋島寺があるほか、多くの絶景やアクティビティが楽しめる場所として人気の観光地になっています。
場所はこのあたり。
この記事は個人的な写真ブログなので、詳しい観光情報は、こっちを参照してくださいね〜。
観光情報サイト「All Yashima」
高松から「ことでん」で屋島へ
屋島に行く場合、便利なのはローカル電鉄「ことでん」です。大きな顔文字みたいになっている高松駅。
ここから歩いて10分弱の距離にある「ことでん」の高松築港駅。
なんと、お城と直接つながっていて、駅の構内から、こんな景観が楽しめます。
「ことでん」は電車内や駅にも、イルカのマスコットキャラ「ことちゃん」が楽しいイベントや、思わず笑えるポスターなどを出しているので、乗るだけでけっこう楽しい。
高松築港から瓦町駅まで行き、そこで乗り換えて志度線に乗ります。そこから琴電屋島駅まで15分くらいかな。
途中、川が美しかったです。
「ことでん」では、土日祝日に「サイクルトレイン」という、自転車を車両に載せられるサービスをしています。
観光客だけでなく、明らかに地元の方と思われる人たちも普通にママチャリを載せたりしていて、地元に根付いているサービスなんだな、と思いました。
屋島神社
琴電屋島駅に着いたら、最初に屋島神社に行きました。
ここは、山頂近くにある屋島寺ほど有名ではないけれど、かなり素敵な景観が楽しめるので好きです。
新型コロナウイルスが世の中騒がれているとはいえ、楽しそうな親子や女子旅中の若い子たちも来ていて、楽しい雰囲気でした。
屋島寺までの道
屋島寺までは、お遍路さんが使っている山道と、車道沿いの道の2つの行き方があるようです。
僕はお遍路さんの道の入り口がどこにあるのかよく分からなかったので、まずは車道沿いの道を歩いてみました。
こっちは、海の素敵な景観が楽しめます。
冬はちょっと青い色が薄いように感じたけど、今日は「瀬戸内ブルー」の素晴らしい色が楽しめました。
この濃い青が写真に映ると、瀬戸内の太陽の季節が来たな、と感じます。
山道は1時間くらい続きました。最近、仕事で運動する時間がなかったので、最初はけっこう辛かった。
でも、今回は、あることで悩んでいる友人の幸せを祈願しに、屋島寺に行くのが目的だったので、1つの修行と思って登りました。
しばらく歩いているうちに、体がリズム感を取り戻してきて、だいぶ楽になってきました。
屋島寺
屋島寺に行きたくなったのは、1つは友人の幸せを祈願するための巡礼。
もう1つは、最近読んだ香川のご当地マンガ『うどんの国の金色毛鞠』を読んでいて、ちょっとウルっときちゃったためです。
『うどんの国の金色毛鞠』は、子だぬきが化けたポコという子どもと、東京から香川に戻ってきた宗太という30歳くらいの若者の、ある種の疑似家族の物語。
そして、化けたぬきのポコは、この屋島出身なのです。
屋島には、空海(弘法大師)がここに来て、道に迷った際、たぬきが空海を導いたという逸話があり、たぬきの像があります。
本堂でお参りして、御朱印を頂いた後は、このたぬきさんたちが守る鳥居をくぐって、この中の稲荷神社などにも参拝させていただきました。
獅子の霊巌
屋島寺のすぐ近くには、「獅子の霊巌」という絶景スポットがあります。
ここは、源平合戦の時期の故事にもとづく、「かわら投げ」という風習があります。
200円で買える瓦を投げて、輪の中に通れば願いが叶う、という感じのものらしいですが、瓦は投げてみると、意外とヒラヒラしてまっすぐに飛ばず、結局1つも入りませんでした。
でも、やってみるとけっこう楽しかったです。
ちなみに、ここのお土産屋では、「サヌカイト」という、叩くと澄んだ音が響く石を販売していました。
世界的にも珍しい石らしいのですが、香川が世界最大の産出地らしく、それで学名が「サヌカイト」つまり讃岐の石となったらしいです。
こんなところにも香川の特徴があったのは驚きました。
いいだこのうどん
屋島寺の近くにあるドライブインの休憩所では、うどんや軽食を食べることができるのですが、ここは「いいだこ」という小さいタコが名物のようです。
480円でこんな感じ。うどんの量をもう少し多めにしてほしいな、と思いつつ、タコは悪くない感じでした。
お遍路の道
行きは見つからなかったお遍路の道ですが、屋島寺の裏門の方から出ていました。
ここは、地元の学生さんなどのトレーニングコースにも使われているよう。
ジャージャ姿の高校生くらいの若い男女が楽しそうに走っていて、あー自分も高校生くらいにもう1度戻りたいなーなんて思いました(笑)
降りてみて分かったのですが、お遍路の道は「ことでん」の潟元駅の近くから続いているようです。詳しくは、このサイトに載っていました。
とある歩き遍路の道しるべ
こちらの方が、登るのもずっと楽そうでした。
でも、まあ祈願も兼ねて登ったので、やっぱりちょっと大変な道じゃないと、ありがたみも効果もなさそう、というのも正直なところ。
夜はやることがあったので、そのまま高松に戻りましたが、けっこう満足でした。
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