12月28日木曜日の夕方18時。今、成田空港の出発ロビーでこれを書いている。
今年は、人生で初めて年末年始を海外で過ごす予定だ。
仕事では外国人と関わる機会が多いけれど、実は自分が海外に行くのは、5年ぶりである。
旅費をケチるためにLCCにし、持ち込み荷物の重量制限も最低限にして予約したところ、見事に重量オーバーして追加料金を取られ、ちょっとヘコんだ。
（エアアジアですが、1.5キロオーバーで、1万円取られました・・・・泣。スタッフさんが「荷物を捨てて減らしますか？」と聞いてくれたけど、チェックインカウンターがすごい並んでいるし、捨てられそうなものをとっさに思いつけなかったので、諭吉さんを一枚、支払った）
そんなことはありつつ、出発ロビーでボーディングを待つ間、ふと、今年1年がどんな年だったかを振り返ってみた。
今年は、5年強務めた前職を辞めて、少しフラフラした後、また別の仕事を始めた。で、今後の目標も立てた。
そういう意味では、「前進」があった年なのではないかと思う。
ただ、いざ年末に際して、今の自分の状態を振り返ってみると、「あまり今までと変わらないな」と感じてしまう。
自分の場合、これまでの年末を迎えて「何かをやりきった」「来年は新しい気持ちで始めるぞ」という気持ちになれたことはほとんどなかった。
仕事納めの時は、だいたい
「今年もまた、やることが終わらなかった」
「年明けからまた、大変になるんだろうな〜」という暗澹たる気持ちと、
「これでとりあえず数日間、重荷から逃げることができる」
という消極的な安心感が入り混じっていることが多かった。
自分は多分、気持ちを切り替えるのが下手なのだろうと思う。
「休暇は休暇、仕事は仕事」とうまく割り切ることができない。
（そんなことから、年明けからの不安を紛らわすために、正月も仕事をすることが多かった）
で、30年以上（学生時代も似たような気持ちだった）もそんなことを続けていると、いい加減、そんな自分を変えたくなってきた。
ここまで書いていて、
「そもそも、今年、年末年始に強引に海外旅行をねじ込んだのも、そんな自分を変えようと思ってだったな」と思い返していた。
（先月に飛行機のチケットなどを取った後、仕事が忙しくて、そもそもそんなことを考えるような余裕がなかったのだが）
これから行くのは、タイで、マインドフルネス瞑想のリトリートに参加してくる予定である。
これまで1泊2日のヨガの合宿には参加したことがあるが、今回はもう少し、日程が長い。
自分の人生を不幸にしているのは、自分の心構えが主な原因だ。
なので、自分のネガティブな感情の源や、それに対する向き合い方を、年末年始、しっかり見つめてきたいと思う。
皆様もよいお年をお過ごしください。
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